日経の社説によると、温暖化問題が地球規模のテーマに浮上し、足元では石油などの資源高が続いている。企業にとって化石エネルギーの使用を抑え、CO2を削減する環境技術の開発が急務だ。ピンチをチャンスに転じるには、従来技術の改良に留まらず、新地平を切り開くブレークスルー(突破型)技術が欠かせない。これはつまり今までとは全く違う革命的なものを作り出さなくては、と言うことだ。
トヨタ自動車が石油が使えなくなる2030年までに、ガソリンエンジンに代わる動力源として次世代電池の開発をを急ぐ意向を明らかにした。石油だかの風圧を真正面から受ける自動車産業。小型車にしても対症療法ではあるが、抜本策ではない。1台あたりの消費が減っても、世界全体のくるまが増えれば、ガソリン消費の総量は膨らむ。問題を解決するには「脱ガソリン」と「脱エンジン」の取り組みが欠かせない。
新たな動力源の有力候補が,空気金属型などの次世代電池だ。トヨタは6月に研究組織を新設し、外部の大学や公的研究所とも積極的に提携するという。既存エンジンの改良ならトヨタ社内で完結できる。だが、「ブレークスルー技術をモノにするには、幅広い分野の専門家との協業が不可欠」と判断した。
トヨタが「エンジンの次」を目指すのと同じく、昭和シェル石油は「石油の次」を模索する。同社は1970年代の石油危機の直後から太陽電池の開発に着手し、本業が苦しい時代でも継続してきた。世界的な需要拡大を追い風に11年に新工場を建設する。総工費が1000億円を越える久久の大型工事だ。
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